矯正治療と吹奏楽部

吹奏楽部の活動が盛んな学校はお盆、お正月、テスト期間以外にお休みがないと聞きます。

吹奏楽部で頑張っている皆さんの中で、矯正治療を始めたいと思っていても矯正を開始することによって演奏に支障があったら…と躊躇している方もいらっしゃるかと思います。

 

1、矯正治療と関係する楽器について

表側矯正装置は唇の内側に装置が触れるため、唇を振動させて音を出す金管楽器に影響があると言えます。

また、唇の振動によらない奏法で音を出す金管楽器もリードをくわえて音を出すため、歯の裏側にブラケットを装着する舌側矯正やマウスピースで歯を動かすマウスピース矯正にも影響が出るかもしれません。

 

2、矯正中のトラブルについて

歯列矯正のブラケットをつけても、管楽器を演奏することは可能です。

しかし、「装置があたって痛む」「音色が変化する」などのトラブルが起こる場合があります。

 

3、歯列矯正と吹奏楽部を両立するためのポイント

管楽器を選ぶなら「痛み」と「音色の変化」に上手く付き合う必要があります。
大変ですが、慣れるまでは痛みや音色の変化を覚悟しておいた方がいいでしょう。

痛みに関しては痛みの原因となっている装置の部分にワックスを覆いかぶせることで、痛みが緩和できます。

また、通院のタイミングは4週間ごとが基本ですが、大会などのスケジュールに柔軟に合わせて、できる限り演奏に支障が出ないように通院の日を調節するのも重要です。

 

部活動を優先したいお子さんの場合、吹奏楽部を引退してから歯列矯正を受けるのも選択肢の1つかもしれません。ですが、子どもの歯列矯正は開始する年齢によって可能なアプローチ方法が変わり、適切な時期を逃さずに治療を行うことも大切です。

ベストな選択をするためにも、歯列矯正をしながら吹奏楽部に入部する場合は、治療に適した時期や楽器の選択について十分に検討を行うべきです。顧問の先生や、矯正歯科の担当医師によくご相談されることをおすすめします。

 

 

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